1950-02-18 第7回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第2号
特にこの方向が、一方におきまして民主的、建設的、労働組合主義の進展と、一方においてはいわゆる賃金三原則、あるいは経済九原則等のわく内において、ことに実質賃金の向上をはからなければならないという絶対的要請のもとにおきまして、どうしても能率向上せざれば実質賃金が上らないという、一方のわくと並行いたしまして、その方向に進んでおると考えております。
特にこの方向が、一方におきまして民主的、建設的、労働組合主義の進展と、一方においてはいわゆる賃金三原則、あるいは経済九原則等のわく内において、ことに実質賃金の向上をはからなければならないという絶対的要請のもとにおきまして、どうしても能率向上せざれば実質賃金が上らないという、一方のわくと並行いたしまして、その方向に進んでおると考えております。
あなたは先ほど民主的、建設的労働組合と言つた。今日本で建設的労働組合という看板を掲げているのは、いわゆる民主化同盟の連中だ。新自由世界労連に入つている連中だ。こういうものを育成するために、これだけの莫大な金を使つておる。一方では基準法の施行に対しては、その半分だ、宣伝費の倍額しか出ていない。基準局全体としてこういう使い方をしている。
例えば失業対策においては、退職者に対しては建設的労働への意欲を振起せしめると共に、公共的建設事業等にこれを吸収するよう適切に措置すること、又は退職者の自立的更生に資するため特別の融資の方法を構ずること、失業保險制度の改善及び生活保護法による扶助額の引上げ等の措置により、退職者の最低限度の生活を保障する方法を構ずること等の諸点を挙げておりまするが、最後にこういう一項があります。
そこには、搾取と闘爭にかわるに民主的経営と建設的労働組合が生れるのであります。敗戰日本の建設は、社会主義や共産主義を基調とする階級闘爭を排撃いたしまして、自由民主主義の上に立つ強固なる労働大衆の團結にまたなければならないと思うのであります。
その第一は退職者に対し、建設的労働への意欲を振起せしむるとともに、公共的建設事業等にこれを吸收するよう適切な処置を講じなければならない。そうなつているのでありますが、御承知のように、今回の公共事業費というものは五百十八億で、昨年度でも五百億ばかりあつた。
(拍手) なお労働教育の根本方針について、つまり組合民主化のための労働教育の根本方針についてのお尋ねがありましたが、今回の改正法案におきましても、政府は自由にして建設的労働組合を助長し保護するため、現行法にあります行政機関及び裁判所の組合干與のおそれのある規定の削除につとめて細心の注意を拂い、労働組合の届出、解散命令の廃止を企図いたしておるのであります。
退職者に対し建設的労働への意欲を振起されると共に、公共的建設事業にこれを吸收するように処置すること。その他数項目の退職者に対する処置が挙げられております。最後に、内閣はこれらの事柄を実施するにつきまして、各省各廳を強力に統制してその方針の徹底に協力させること。